僕たちがこの世界の片隅で
ウンコやションベンをし、食べ、寝ているころ

誰かがこの世界の片隅で
セックスをしている

アダルトビデオに、1年間で60本

僕たちが鼻くそを食べ、夜空を白濁に染め上げているころ

誰かが彼自身の肉体を白日に晒す

僕らはきっと、どこかで出逢うだろう

それはスクリーン?ビデボ?
いいえ、脳内です。

その日はきっと、特別な日になる。
それは僕らの新しい誕生日。

短歌英訳 1

若山牧水(Bokusui Wakayama)の歌を英訳

 

In the lights of middle day

something are being burned.

Fires ? or ......

My young days !

I'm sad.

 

 

The earth is shaking in the morning.

The storm is blowing slightly in the sky.

White wild cherry covers whole of the mountain.

祭の日に

 久しぶりにということでもないが、東京へ出かけた。

 今回も演奏会を聴くことが主な目的であったのだが、お世話になっている先輩が住んで居り、またお気に入りの飲み屋がそこに在る仙川に立ち寄った。

 その日は晴れており、私の地元同様に蒸し暑かった。けれど、東京の暑さと東北の暑さは違う気がする。はっきりと、これだ、という決定的な根拠を示す勇気は無いが身体が感じるものとして「体当たりされるような」感触を得るのが東京の暑さ。

 対して「じわりと寄ってくるような」感触を与えるのが東北の暑さだ。

 

 駅の改札を抜けると、すぐに陽の光を浴びた樹木が視界に入る。この木々を、私はもう何度となく見てきたはずなのだが、その日は一段と輝いて見えた。

 街もその日は装いを日頃より一段と華美にしていた。祭りの日だった。

 無機質なタイルのような街の路地を歩くと、そこには若者たちが溢れている。その日限りの騒がしさの中に、自分たちの胸騒ぎを(それは青春と呼ばれる物だろう)重ね合わせているようだった。彼らの目つきは、どことなく何かに飢えている。

 思えば自分も、友人と祭りに出かけたころ、そのような気分を自覚したことがあった。その感情の根拠に、性欲が漲っているのか(これは安直すぎるかもしれない)、それとも誰かと一緒に過ごさなければならないという強迫観念なのか、今となってはわからない。

 

 自意識過剰だ、とよく親族に言われる。私はこれまで、目が覚めている内の大半を、他人の視線を気にしながら過ごしてきた。高校3年を終え、浪人生活で過ごした1年間が特に酷かった。予備校の門を出た途端、地上を歩くことがとても窮屈に感じ、地下道を通って(土竜のように)登下校をしたものだった。

 人数のある路を歩くと、誰かとすれ違う。そのたびに気にしてしまう。

 あの仙川に居た彼らも、どこかで他人の視線を気にしていたのではないか、とこの文章を書きながら思いを強くしている。

 

 

 自分たちの気が付かない(青春の)耀きを、彼らが見過ごすことが無いように祈る。

 

「路地よりの断章」(超掌編)

 その日も、風は海と陸の間を行き来していた。それが彼の仕事だった。生まれてこのかた一歩も故郷から出たことが無い彼は、時折、太陽の光が降り注ぐ路の端から端まで駆け抜けてみたいという思いを抱くことがあった。

 けれどもそれ以上に今は、自分が生まれた土地の人々や自然に恵みをもたらす己の役割が誇らしかった。良いことばかりではない。時に人々は彼を恨む。それが彼にとっては仕事ゆえの疲れであり、心地よい刺激でもあった。

 一日の仕事を終え、風は夜霧が濃く這い上がってくる路地を歩いていた。歩を進めるごとに、彼がこれまで運んだことのない空気が近づいてきた。時々、このような場面に出くわすことがあった。けれども今回はそれらと異なり、風の身体を熱くするものがあった。空気に触れると、今度は声が聞こえた。

「勝ってくるぞと勇ましくー、誓って故郷を出たからはー」その声の主は少女だった。

その声に、風は自分の足元を見失った。そこで彼は路地で仰向けになって寝てしまおうかと思った。もっとその声を聞きたい。近づきたい。そう思っていた矢先、誰かが風の前を横切って言った、「お兄さん、おっぱいどうすか?」

 

(了)

「スロット」(超掌編)

 絵柄がなかなか合わない。残業をせずに職場を出た僕は、ふらっとスロットへ立ち寄った。動体視力には自信がある。なんてったって僕は少年野球のエースだったから。けれど、どうにもうまくボタンと絵柄が合わない。仕事も遊びも思う通りに行かないということなのか。まったくもう、疲れてしまう。

 1時間粘ったが、降参。妻が待っている家へ帰ることにした。ゲームに勝っていれば、いい気分で土産の一つでも買ってやろうとおもったのだが・・・・・・。

 「おかえりなさい」と妻が迎えてくれた。「今日はハンバーグかい?」そういう匂いが玄関先まで漂っている。「いいえ、違うわ」「だったらなんだい」「秘密よ」どうやらその日は的外れが多いようだった。「今日はロールキャベツよ」「そうか、肉の匂いは当たったね」そうして僕らは舌鼓を打った。

 「ねえ、私のお腹を見て。何か思わない?」と彼女が言った。「もしかして」「そう」「男の子かな、女の子かな」「そんなのわからないわよ」僕らは新しい「家族」になるらしい。「キャッチボール、できるかなあ」と僕は今から、楽しみになった。「どっちでもできるでしょ。それよりパパ、お仕事頑張ってよね」すっかりママ気分の妻が言う。スロットのようにめまぐるしい日々がこれからやってくる。良いことや悪いこと、楽しいことや辛いことが待ち構えているのだろう。だけど僕はパパになる。生まれる子が男でも女でも、僕ら3人の笑顔が並ぶ家にしなければ、と拳を握ってパチスロへ駆け込んだ。

 

英文法総覧を読みはじめる

安井稔著『英文法総覧』(開拓社)を購入し、読みはじめました。

最近まで、澤井康祐氏の『一生モノの英文法COMPLETE』をテキストとして学習しておりましたが、ひとまずの区切りをつけました。

そのため次のステップとして選んだのが『英文法総覧』です。

購入に至るまで、様々なサイトやアマゾンのレビューを参照させていただきました。

この本に期待しているのは、学習参考書としての役割を果たすのはもちろんのこと、それと共に言語学的な視点からの知識を授けてくれるらしいという点です。

まだ、読み始めたばかりなので(本日時点で14ページまで)、これから様々な知識が紹介されることと思います。しっかりと読んで理解したいです。

 

今までは一ヶ月単位で、参考書の読破計画を立てていたのですが、仕事の都合やイレギュラーなことが度々起こるため思うとおりに進まず、自分を責めることがありました。今回からは、一週間単位での計画を立てて行くことで精神衛生上の問題を解決したいと思っています。ひとまず、6月25日(金)までに59ページ(第7章)を読み終えることを目標に設定しました。

仕事は、最近は去年に比べると早くあがることができるのですが、ジムに通いはじめたので時間を有意義に活用し、ますます英語にも力を注がねばと思った次第です。

 

それでは。    

 

風と少女

『風と少女』 ミチコ・ナリタ

 

風が鳴る

 

誰かが赤子を身ごもった夜

 

路地を一匹の風が歩いた

 

今ではもう

 

赤子の顔を知る者は誰も居ない

 

 

キンモクセイ薫る秋に

 

風は少女とすれ違った

 

名を聞く間もなく