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小説

唐木田民話「めごすけ」

むがーすむがす、からきだのあるところさ、めごすけという男がおったんだど。 めごすけの家ゎ山道の中さあって、人が昼も夜も家の側を歩いておった。 そんでこの男は、朝が来っと人の足音と、鳥っこの声で目を覚ました。 もっともっと寝でえなー、うんと寝で…

影の断片

夜勤のアルバイトが終わりに近づくころ、僕は店内に差し込む朝陽と共に入店してくる客たちを相手にレジ打ちすることで精一杯だった。彼らはいつ見ても、生気のない顔をしていた。目はとろんとして、皆視点がどこにも定まっておらずうわついている。 僕はそん…