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短歌備忘録4

俺はやる俺はやるぞと言いながら黙って拳握ってる夜 体重はいつも通りの僕を乗せ冬の朝だけ汗かく車 雨上がりアスファルトの地図踏み込めばゴジラのような顔の私

短歌備忘録3

信号が青から赤になるときの瞬きのような口づけする 春の雪行き交う街の足下に地が割れた日の残響を聞く 図書館で迷う児童を見つけては文豪たちが手招きをする

短歌備忘録2

犬小屋のぽっかりとした暗がりに戻らぬ時間詰め込んで寝る 瞼閉じ広がっていく星空で亡き友人の星座輝く

短歌備忘録1

マルボロの箱を見るたび思い出す煙のように街を吸う君 コーヒーと食パン無い朝響くキチガイナスビの甘いバラード 軒下で居眠りする傘開けば君が迎えに来そうな五月 世界はこんなに優しいと君が言ったその時から強くなれる

(作品紹介)短歌もどき第1集

紹介作品:徳野碧『短歌もどき第1集」 p.booklog.jp 昨年から短歌を少しずつ詠んでいます。 といいましても文語に自信がないために口語短歌ばかりです。 それらの中から、お気に入りの自作をパブー上にて発表しました。 3つの連作「地平」「恋マンコ」「土…